なぜ現金の帳簿が合わないのか?
現金残高は決してマイナスになることはありません。
なったらおかしいですよね。
でも、記帳初心者の方で、現金の帳簿が合わなかったり、マイナスになったりするのは、意外とあるあるかもしれません。
ちなみに、うちのお客さんはそんなことないです。(^_^;)
なぜ現金の帳簿が合わないのでしょうか?いくつか考えられる原因をあげてみます。
個人事業主でよくあるケース
- 個人のお金を会社(事業)に入れたが、その記帳をしていない。
- 会社(事業)のお金から生活費を出したが、その記帳をしていない。
- ポケットマネーから経費を支払ったが、会社(事業)のお金から支払ったことになっている。
法人でよくあるケース
- 会社が代表者(個人)から事業資金を借りたにもかかわらず、その記帳をしていない。
- 代表者(個人)が会社の経費を立て替えたが、その記帳をしていない。
上記のようなことが続くと、帳簿の現金残高と実際の現金有高が合わなくなります。
これは会社(事業)のお金は、経営者(自分)が自由にできるお金、という意識が原因です。
気持ちとしてはよくわかるのですが、会社のお金と個人のお金は分けて管理しないと、「なんでこんなに現金が少ないのに、こんなに税金がかかるんだ!」と思うようになります。
これは、意外に危ういことで、経営管理ができていないということでもあります。
そうならないためにも、帳簿の現金残高と実際の現金有高は、常に確認するようにしましょう。
一致しなければ、経理(経営管理)がおかしいということがわかります。